2024.03.31 05:32ACTってなーに?|人間は経験を通じて学ぶアメリカの哲学者であり、教育学者でもあるジョン・デューイは「人間は経験を通じて学ぶ」という経験主義の考え方を提唱しました。彼は「個人が経験を通じて学ぶことができるのは、その経験が個人にとって意味のあるものである場合に限られる」と考えました。つまり、人間は経験を通じて自分自身を成長させることができ、その成長は意味のある経験を通じて生まれるということです。ACT(アート・コミュニケーション・トレーニン...
2024.03.15 13:35ACT REPORT |耳をすますとわかること5年生は3月上旬に「はじめまして」のご挨拶と共に小中連携の5年間、全12回のACTがスタートしました。導入部では1分の「沈黙をつくる、静寂を聞く」のワークを実施。「自分を世界の中心にあるマイクだと思って」と伝え、遠い音、小さい音に耳を傾けました。耳の感度も上がったところで、グループに分かれて校内の音探しの旅に出る「音の探検隊」。おもしろい音やふしぎな音を探す、小さな冒険です。多くの児童が学校の音風...
2024.03.09 05:00ACTってなーに?|小学校編小学校で実施されるACTは中学校と同様に、わたし(自分自身)と、あなた(他者)と、みんな(グループ・クラス=社会)と向き合う、コミュニケーションをテーマとする芸術体験を通じたワークを実施します。小学校での3回は生きていくことの根幹となる、感覚・感性・表現をめぐる学びの下地をつくりたいと考えています。初回となる5年生は進級を控えた3月に感覚と感性について。同じ風景を見る・聞くと言っても、みんなが同じ...
2024.03.01 12:00ACT REPORT|マシュマロ・チャレンジ6年生2回目はマシュマロ・チャレンジを実施しました。3~4人1組になり、パスタを材料に構造物をつくって、マシュマロをできるだけ高い位置に置き、その高さを競います。世界公式ルールに則って行いました。ちなみに世界記録は99センチだそうです。
2024.02.16 10:10ACT REPORT|楽しい熱帯魚特別支援級1年の締めくくりは毎年ダンボールハウス miniなのですが、ちょっと訳がありまして、内容を変更。「たのしい熱帯魚」を作ることになりました。素材はキラキラ紙、布、スパンコール、ボタン、リボン、ポンポンなど様々用意したのですが、大人の発想を超えた素材の使い方に惚れ惚れ!見ているだけで本当におもしろかったです。特別支援級のACTでは、最初に完成品の見本を見せることが多いのですが、このワークでは...
2024.02.09 11:00ACT REORT|対話ってなんだろう1年生3回目は、2人1組になってロールプレイで対話をします。まず、AさんとBさん、それぞれの役割を伝えますが、お互いに相手の役割は知らされずに対話が始まります。1つめのワークでは、「相手の話を奪う/自分の話を奪われる」という場面を意図的につくります。2つめのワークでは立場を逆転。話し手は「話を聴いて欲しいだけ」かも知れないのに、聴き手がアドバイスをしてしまう場面を意図的につくります。最後に「対話と...
2024.02.02 10:11ACT REPORT|仮説と仮設〜ペーパータワーをたてよう2年生最後のアクティビティは、毎年恒例の「ペーパータワー」です。グループごとに決められた枚数のA4コピー用紙だけを使って構造物を作って、その高さを競います。折ったり切ったりするのはもちろんOKですが、あくまで紙のみで建設します。目標は190cm!こうすれば立つんじゃないか?と仮説を立て、仮設し、崩れたらまた仮説…仮設…とカセツをひたすら繰り返すトライ・アンド・エラー(とりあえずやってみて、ダメなら...
2023.12.24 01:36ACTってなーに?|そのコンセプト2014年度にスタートしたアート・コミュニケーション・トレーニング(ACT、旧称SST)は「人と人とが関わりながら生きていくために」をテーマとする、湯河原町発のコミュニケーション教育の一環として、今年度、10年目を迎えました。 描く、作る、聞く、話す、書く、そして考えるといった様々な「アート体験」を通じて、自分自身や他者、そして社会との関わり合いの中で生きていくための力を学ぼうとするプログラムです...
2023.12.01 10:04ACT REPORT|ふちどって!1年生の2回目はひとりで黙々と作業を進めるソロワーク。内容はタイトルの通り、ある図形をオイルパステルでひたすらふちどっていくだけなのですが、けっこう疲れます。最後は、全員の作品を黒板に並べて鑑賞。同じ形をただふちどるだけの作業なのに、仕上がったものはてんでバラバラ。その同じような絵は1つもない、バラバラ具合を視覚的に体感してもらいました。
2023.10.06 13:00ACT REPORT|うれしいってどんな色?6年生の1回目は秋に。ここではうれしい時の気持ちを抽象画で表現します。自分の気持ちを表現する作品ですから「こう描きましょう」という方法はありませんし、抽象表現なので「上手/下手」という見方や評価もありません。一方で「正解のない自由さ」は、時に不自由さを感じることがあります。確かに描き方やその手順が決まっていれば、描きやすいこともあるかも知れません。でも、それだけだと決まった枠(与えられた自由)の中...
2023.09.26 09:56ACT REPORT|とぶからだ特別支援級の2回目は造形ワーク。台風の影響で2週間ちょっと待ってもらっての実施でした。実際にトランポリンでふわっと浮き上がる感覚を自分の身体で感じた後、クリームみたいに柔らかな紙粘土を使って、立体造形にチャレンジしました。試行錯誤(トライ・アンド・エラー)をくり返す創作を真剣に楽しんでいるようでした。ある生徒に聞いてみると「むずかしかった」という声が。どういうことかというと、柔らか紙粘土であるが故...