ACT REPORT |耳をすますとわかること
5年生は3月上旬に「はじめまして」のご挨拶と共に小中連携の5年間、全12回のACTがスタートしました。
導入部では1分の「沈黙をつくる、静寂を聞く」のワークを実施。「自分を世界の中心にあるマイクだと思って」と伝え、遠い音、小さい音に耳を傾けました。
耳の感度も上がったところで、グループに分かれて校内の音探しの旅に出る「音の探検隊」。おもしろい音やふしぎな音を探す、小さな冒険です。多くの児童が学校の音風景や自分を取り巻く世界に対して傾聴する姿勢を見せ、真剣に耳を傾けてくれました。
同じ風景の中にいても「何が聞こえてきたのか」は、人それぞれです。
なので、みんなに聞こえている音もあれば、2〜3人にしか聞こえなかった音もありますし、私にしか聞こえない音もあるのです。これは音以外も含む、感性全般の話で「すべての人が同じものを同じように感じているわけではない」という、一人ひとりの受け取り方の違いを実感する時間となりました。
みんなの感想には
「音だけでも世界は広いということがわかった」
「鳥の鳴き声や風の音が聞こえて、落ち着く音って身近にあると思った」
「1分の無音の時間の時に自分には聞こえて、他人には聞こえてなかったことがあって不思議でいい経験ができた」
「今日、ACTの授業がなぜあるのか?がわかった」
「初めてこんなに真剣に音を聞いて、音の良さがわかった。普段はそんなに気にしない鳥の声がとてもきれいだった」
などなど。
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