ACT REPORT|ふちどって!
1年生の2回目はひとりで黙々と作業を進めるソロワーク。
内容はタイトルの通り、ある図形をオイルパステルでひたすらふちどっていくだけなのですが、けっこう疲れます。
最後は、全員の作品を黒板に並べて鑑賞。同じ形をただふちどるだけの作業なのに、仕上がったものはてんでバラバラ。
その同じような絵は1つもない、バラバラ具合を視覚的に体感してもらいました。
ACTを通じていつも伝えているのは「個性を尊重する」です。
「個性というのは一人ひとりの『違い』そのもの。黒板を見てわかるように、どれが上手いとか下手とかはありません。ただ違うというだけ。その『違い=個性』は本人を活かす時もあるけど、時には本人を苦しめることだってあるのです。本人が望もうが望むまいがあるのが『個性』。だからこそ、自分や他人の『個性』を丁寧に、大切に扱う必要があるのです」という話をします。
生徒たちからは
「今の大人って、多様性の時代だとか、うちは個性を大切にしてるとか言うけれど、いざという時に『どうでもいい』って変換されてしまうのは違うと思う」
「その人らしさや意外なところも見れてよかった」
「みんな色も違うし、やり方も違った」
などなどの感想がありました。
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