ACT REPORT|描くをかさねる
今年も3年生1回目は「描くをかさねる」でした。
2人1組のペアになってオイルパステルで1つの絵を描いていきますが、ちょっとした手順があります。まず交互に1本ずつ線を引いていきます。その時、相手の線と自分の線を交差させること。これを計6本描きます。
次に交差した線によって生まれた形にこちらも交互に色を塗っていき、時間が来るまで色を重ね続けます。この時、相手の「つもり」を想像して塗る形や色を選んだりはしません。
つまり「忖度しないで描く」ということ。
どうすればこの絵がよくなるか?ということに集中してね、と伝えてから作業をしてもらいました。
みんなの感想です。
「自由にやるのはけっこう考えるな、と思いました。でもあまりセンスを考えなくていいのはよかったと思いました」
「相手の考えていることが分からない上、どうしたらいいか分かんなくなったりして面白かった。自分が描きたい線や面があるように、相手にも描きたい線や面があるんだと感じた。コミュニケーションを取らないのは、取るのと逆の面白さがあった」
「二人でいろいろな色を重ねまくったおかげで、もう二度と出ない色がたくさんできて、その組み合わせが芸術なのかな〜って思った。今回みたいに二人の考えが合わさると二度と同じ考えが出なかったりするのかな〜と思った」
「今回は二人で好きなように描きました。私は描くときにただただ濃く好きに描きました。そこで気づいたのが、美しい作品を作るのではなく、「自分がやりたい」ことを描くことがおもしろいと感じることです。今回はとても楽しめました」
「互いに気を遣わない感じだったので個性がゴリゴリに出た絵が完成しました。最初に黒を使ったのに重ねていくと黒が消えてきれいな色になっていくのも面白かった。互いに気を遣わないことって実はめちゃくちゃ大切なんだなと思いました」
「最初はただの落書きだったけどちゃんとキレイな作品になりました。ちゃんと芸術作品になりました!楽しかったです」
「いろいろな色が混ざってかわいく、暗く、面白い作品になりました。一人ひとりの特徴が出ていていいと思った。考えたことは、人それぞれの好みの色が混ざってやっていて楽しく描けました」
「枠から出ることを恐れずに描いたことで力強い作品ができて、小さい頃に絵を描いた時を思い出した気がします。すごく楽しい時間でした」
「相手を気にしないで描くのはとても楽しかったし、相手の感じ方と違っていておもしろいなと思いました」
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