ACTってなーに?|聞くこと・聴くこと

ACTでは「聞くこと・聴くこと」に関する2つのアクティビティを小中学校で実施しています。

まずは小学校で「耳をすますとわかること」。ここでの「聞く」は受動的なものです。

自分を取り囲む世界の音に耳を傾けることで、普段は気づかないことを感じると同時に、同じ風景の中にいても、自分と友だちでは感じ方が違うということを知ります。


中学校では「対話ってなんだろう」と「Inter-View」いうアクティビティを2つ。

ここでの「聴く」は能動的なものです。この時間では「よく聴くってなんだろう?」ということについてみんなで考えます。

人生で孤独を感じることは、必ずしも心に傷が残るような出来事とは限りません。

人は話を聞いてもらえないと、孤独になります。

また、人が孤独を感じるのは「よいことが起こったのに誰にも気にしてもらえないとき」とも言われます。


ある研究では「人間関係の破綻でもっとも多い原因はネグレクトであり、中でももっとも多いものは、相手の話をきちんと聞かないこと」なんて、読んでてドキッとするような指摘をしています。

 対話による気持ちの深みを得るには「聴き手である私」が重要です。話し手の声が自分の身体と心の中で「共鳴」する必要があるからです。


「よく聴く」とは、話し手の頭と心の中で何が起きているのかを分かろうとすること。


そして「私はあなたを気にかけているよ」と、態度や行動で表に現すこと、つまり、ACT(アクト)=表現することです。聴き手にそうしてもらえると「感情や考えを持ったひとりの人として自分を理解してもらえて、価値あるものとして大切にされている」と感じるのだと思います。

まなびとくらし

まなびとくらしは、様々なアート体験を通じて、子どもの「いきていくチカラ」を育むNPO法人です。

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